天鳳関連ツールについて考えること

天鳳関連の外部ツールは、現状そう多くありません。その理由としては、ネット麻雀としての歴史がまだまだ浅いという事が言えるでしょう。Windows版がリリースし、牌譜データがローカルに保存できるようになってから、そう長く経っていません。ただ歴史が浅いというだけで無く、天鳳東風荘とは違ってチャットは無いし、自動ツモ切り・和了はデフォルト実装だし、Rグラフもあるし……と、外部ツールに頼る必要があまり無いという事情もあります。
とは言え、まだまだツール需要はあるでしょう。東風荘でいう「雀友」や「MJStat」のような完成度の高いツールは、天鳳では今のところありません。「できすぎくん」と同系統ツールである牌譜解析ツールでも、凸スコア(1000戦以上での保証安定R最低値のベストスコア…だっけ)のような成績評価のために役立つ規準値を算出することはできません。単に東風荘関係のツールを模倣するだけでも、やる事は残されています。また、「牌譜がウェブサーバ上に残り、URLさえ知れば誰でも閲覧できる」という天鳳の特徴を活かせば、新しく面白い事ができそうです。
ここまで述べたような事情をふまえ私は、「雀友」の機能を模倣しようと「直接対決ツール(作り直し予定)」、天鳳の特色を生かした試みとして「牌譜データベース(現在凍結中)」「観戦ツール」に着手しました。
ただ、私はプログラミングに関しては素人同然です。Windowsプログラミングは今まで全く経験がありませんでしたし、今でも殆ど手探りで開発している状態です。思いついたはいいけれど、スキル不足で思い通りの事ができません。処理自体は平易な事ばかりなので、たとえば職業プログラマの人ならば、簡単に良いものが作れるでしょう。
どうすれば良い天鳳ツールが生まれるのか。開発者が増えれば、自ずといいものが出てくるだろう……私はそう考えます。
最近、茨城北HAZさん(http://doraaka.exblog.jp/)が、天鳳成績管理ツール(http://www.geocities.jp/ibaraki_dora3/tenhourcsv.html)というツールを製作・公開されました。一人でも開発者が増えるのは喜ばしい事です。
もっと「天鳳ツールを作ろう」という人が増えて欲しい。なら、ただ手をこまねいているより、こちらから情報を発信する事で開発に着手しやすい環境を作った方が良いでしょう(ただ私にとってその情報発信自体が難しい、という大問題はあります)。


というわけで、まずは.mjlogファイルの読み込みについて書ける範囲でまとめようと思います。私の直対ツールやHAZさんのツールは牌譜スクリプトのtxt出力に頼っていますが、直で読み込みができた方が使い勝手も向上するでしょう。
http://tenhoudb.s310.xrea.com/archives/paifu.html
まだ下書きすら終わっていない段階ですが、このような形で情報を発信できればと考えています。


私もツール製作は続けますが、もっといい直対ツール、もっといい観戦ツール、もっといいデータベースが他から出てきてくれる事を望みます。便利なものが増えるのは良いことです。
ぜひ天鳳プレイヤーでプログラミングに興味がある方、ツール製作に挑戦してみてください。また、プログラミングに精通していて「しゃーねー作ってやるかー」という方、天鳳プレーヤーはあなたを待っています。
快適な天鳳ライフをみんなでつくりましょう^^